ビジネスローンの借り換え 最終更新:2026年7月7日PR

高い金利のまま借り続けている
毎月の返済が資金繰りを圧迫している
その負担を軽くする選択肢が「借り換え」

ビジネスローンの借り換えで返済額を減らす方法
メリットと借り換え先の選び方を紹介

借り換えのメリットと注意点・借り換え先の種類と選び方・審査と必要書類まで
借り換えで損をするリスクを抑える判断材料を1ページに整理しました

このページの目次

ビジネスローンの借り換えの仕組み

借り換えの3ステップ

  • 新しいローンに申し込み・審査

  • 新ローンの資金で既存ローンを完済

  • 新しい条件で返済していく

借り換えは「今あるローンを、別のローンで完済する」手続きです。新しい借入先の審査に通ると、その資金で既存のローンを完済し、以降は新しい借入先へ返済していきます。金利を下げたい毎月の返済額を調整したい複数の借入を1本にまとめたいといった目的で利用されます。

借り換えで負担が減るかどうかは、新しいローンの金利・返済期間・諸費用によって変わります。金利が下がっても諸費用が大きければ、トータルでは損になることもあります。ビジネスローンの仕組みや銀行融資との違いはビジネスローンの基礎知識でも解説しています。

ビジネスローンの借り換えとおまとめローン・返済条件変更との違い

項目借り換えおまとめローン返済条件変更(リスケジュール)
主な目的金利・返済額を下げる複数の借入を1本にまとめる返済の猶予や減額を受ける
契約新規契約(別のローン)新規契約(別のローン)既存契約の条件変更
主な効果利息や月返済の軽減返済管理の簡素化一時的な資金繰りの立て直し
信用情報への影響新規審査の照会が記録される新規審査の照会が記録される条件変更が記録される場合がある

※扱いは商品・金融機関によって異なります。信用情報への影響は、照会や契約変更の記録が今後の審査でどう見られるかに関わるため、判断に迷う場合は借入先や専門家に相談してみてください。

「借り換え」「おまとめ」「リスケ」は混同されやすい言葉です。それぞれ何のための手続きかを、代表的な項目で比べました。下表は一般的な整理であり、実際の扱いは商品や金融機関によって異なります。

1おまとめローンとの違い

おまとめローンは、複数の借入を1本にまとめて返済先と引落日を1つにすることが主な目的です。借り換えも結果的に複数を1本にできますが、借り換えは「より条件の良いローンに乗り換えて負担を軽くする」ことに重きがあります。まとめること自体が目的か、条件改善が目的かで呼び分けられることが多いです。複数の借入を1本にまとめるおまとめの考え方はビジネスローンのおまとめでも解説しています。

2リスケジュール(返済条件変更)との違い

リスケジュールは、今借りている金融機関に、返済期間の延長や毎月の返済額の減額などを相談する手続きです。新しく借り入れるわけではないため、借り換えのような新規審査はありません。ただし、借入先による確認と承諾が必要で、条件変更をしたことが記録され、その後の新規融資の審査で見られる場合がある点には注意が必要です。「新しいローンで負担を軽くする」のが借り換え、「今のローンの条件をゆるめてもらう」のがリスケと整理できます。

ビジネスローンを借り換えるメリット

借り換える4つのメリット

  • 金利を下げて
    利息を軽減

  • 毎月の返済額を
    調整できる

  • 複数の借入を
    1本にまとめる

  • 返済期間を延長し
    資金繰りを改善

  • 金利を下げて利息負担を軽減できる

    高い金利のローンから低い金利のローンへ乗り換えると、利息の差の分だけ総返済額を抑えられる可能性があります。とくに残りの返済期間が長いほど、金利差の効果は大きくなりやすい傾向です。下げ幅は現在の金利と借り換え先の金利によって変わります。

  • 毎月の返済額を調整できる

    借り換えに合わせて返済期間や返済方法を組み替えることで、毎月のキャッシュアウト(返済額)を調整できます。月々の負担を軽くして資金繰りに余裕をもたせたいときの選択肢になります。ただし、期間を延ばすと総返済額が増える場合がある点には注意が必要です。

  • 複数の借入を1本にまとめられる

    複数の借入先がある場合、1本にまとめることで引落日や返済管理がシンプルになります。返済日がばらばらで管理が煩雑になっている場合に、入金や残高の把握がしやすくなります。まとめた結果の金利と総返済額は、まとめる前と比べて確認しましょう。

  • 返済期間を延長して資金繰りを改善できる

    返済期間を長くすると、毎月の返済額を抑えられます。建設業のように、材料費や外注費の支払いが先に出て、工事代金の入金までに時間がかかる事業では、毎月の返済が資金繰りの負担になりやすい状況です。こうした場合に、月々の返済額を軽くすれば、資金繰りに余裕をもたせやすくなります。ただし、返済期間が延びると支払う利息の総額は増える場合があるため、目的に合っているかを確認しましょう。

ビジネスローンを借り換えるデメリットと注意点

借り換えの6つのデメリット・注意点

  • 手数料・諸費用が
    発生する

  • 期間延長で
    総返済額が増える場合

  • 新規審査に
    通る必要がある

  • 取引金融機関との
    関係への影響

  • 二重返済になる
    リスク

  • 総返済額での
    比較が必要

  • 借り換えにより手数料や諸費用が発生する

    新しいローンの事務手数料や印紙代、既存ローンの繰上返済手数料、担保を設定する場合は登記費用などがかかることがあります。金利が下がっても、これらの諸費用を含めると負担が増えるケースがあるため、諸費用込みの総返済額で比較するのが基本です。

  • 返済期間が延びると総返済額が増える場合がある

    毎月の返済額を下げるために返済期間を延ばすと、月々の負担は軽くなる一方で、支払う利息の総額は増える場合があります。月々の負担が軽くなることと、総返済額が減ることは分けて考える必要があります。期間を変える借り換えでは、総返済額がどう変わるかを必ず確認しましょう。

  • 新規の審査に通らないと借り換えできない

    借り換えは新しいローンの契約が前提のため、あらためて審査を受ける必要があります。現在の業績や返済状況によっては審査に通らないこともあります。申込時には信用情報が照会され、その記録が残ることも理解しておきましょう。短期間に複数申し込むと、信用情報の照会履歴が確認される場合があります

  • 取引金融機関との関係に影響する可能性がある

    銀行のプロパー融資などを繰り上げて完済すると、その後の取引や追加融資の相談に影響する場合があります。今後もその金融機関と継続して取引したい場合は、借り換えの前に相談したほうがよいケースもあります。関係性を重視するかどうかも判断材料の1つです。

  • 二重返済になるリスクに注意する

    新しいローンの実行と既存ローンの完済のタイミングがずれると、一時的に両方の返済が重なる「二重返済」になることがあります。完済の手続きや引落日のタイミングを借り換え先と既存の借入先の双方で確認し、重複が起きないように段取りしておきましょう。

  • 金利だけでなく総返済額で比較する必要がある

    表面の金利が下がっても、諸費用や返済期間の変化で総返済額が増えることがあります。借り換えの判断は、金利の数字だけでなく「借り換え前の残りの総返済額」と「借り換え後の諸費用込みの総返済額」を並べて比べることが基本です。

⚠️ 借り換え前に確認したい3つの注意点

「金利が下がるなら」とだけ考えて借り換えると、諸費用や期間延長でかえって総返済額が増えることがあります。初めて借り換えを検討するときに、見落とされやすいのが次の3つです。

  • 表面金利だけで判断

    諸費用を含めず金利の数字だけで決める

  • 期間を延ばしすぎる

    月返済は減っても総返済額が増える

  • 申込前に比較条件をそろえない

    申込の記録が積み上がってしまう

この3つは、借り換えの効果を小さくしたり、次の審査で確認される材料になったりする可能性があります。諸費用込みの総返済額で比べること返済期間の延ばしすぎに注意すること申込前に条件を見比べておくこと。この3点を押さえると、借り換え前後の負担を比較しやすくなります。

ビジネスローンの借り換えで返済負担はどれだけ変わるか

借り換えで返済額が変わる2つのパターン

  • 金利を下げる
    総返済額が減りやすい

  • 期間を延ばす
    月返済は減るが総額は増える場合

※ 以下の数値は概算(イメージ)であり、確定した金利・返済額ではありません。実際の借入残高・金利・返済期間・手数料によって結果は変わります。適用される金利は審査結果によって決まり、各社の公式条件での確認が前提です。下表の金利・返済期間は一般的なレンジ内で設定した設例で、毎月の返済額・総返済額は元利均等返済で試算した概算です(諸費用は含みません)。

1金利を下げた場合の返済総額の比較

高い金利のローンから低い金利のローンへ借り換えると、利息の分だけ総返済額を抑えられる可能性があります。借入残高と残りの返済期間が同じ条件で、金利だけが下がった場合の比較イメージを以下の表に整理しました(数値は概算)。

項目比較イメージ(概算)
借入残高・返済期間300万円 / 5年(60回)(条件は同じと仮定)
借り換え前(高い金利)金利 年15.0% のとき 総返済額 約428万円 / 毎月 約71,400円
借り換え後(低い金利)金利 年9.0% のとき 総返済額 約374万円 / 毎月 約62,300円
差額の目安総返済額で 約54万円 の軽減(諸費用を差し引く前の概算)

※差額は事務手数料などの諸費用を含める前の概算です。実際の損得は諸費用を差し引いた後で判断してみてください。

2返済期間を延長した場合の月々の返済額の比較

返済期間を延ばすと、毎月の返済額を下げられます。ただし、支払う利息の総額は増える場合があります。同じ借入残高・同じ金利で、返済期間だけを延ばした場合の比較イメージを以下に整理しました(数値は概算)。

項目比較イメージ(概算)
借入残高・金利300万円 / 金利 年12.0%(条件は同じと仮定)
借り換え前(短い期間)返済期間 3年(36回)のとき 毎月 約99,600円 / 総返済額 約359万円
借り換え後(長い期間)返済期間 5年(60回)のとき 毎月 約66,700円 / 総返済額 約400万円
変化の目安毎月は 約33,000円 軽くなるが、総返済額は 約41万円 増える概算

「毎月を軽くしたい」のか「総返済額を減らしたい」のかで、選ぶ方向が変わります。目的を先に決めておくと、月々の返済額と総返済額のどちらを重視するか判断しやすくなります。

金利や返済条件は借り換え先によって変わります。条件を見比べて自分に合う借り換え先を選びたい方はビジネスローンの比較ランキングでも比較できます。

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自分に合った借り換え先を選べていないと、金利が高いままだったり、毎月の返済額が大きすぎて資金繰りが苦しくなることがあります。 金利・限度額・返済条件を並べて見比べると、今より自分に合う借り換え先が見つかることもあります。無料・登録不要で借り換え先の候補を比較できます。

ビジネスローンの主な借り換え先の種類

主な借り換え先の5タイプ

  • 銀行・
    ネット銀行

  • ノンバンク

  • 日本政策
    金融公庫

  • 信用保証協会の
    保証付き融資

  • 不動産担保
    ローン

  1. 銀行やネット銀行のビジネスローン

    銀行やネット銀行が提供するタイプです。金利負担を抑えられる商品もありますが、審査や入金までの期間は商品ごとに異なります。急ぎでなければ、金利負担を含めて比較したいときの候補の1つです。銀行系ビジネスローンの特徴は銀行系ビジネスローンでも解説しています。

  2. ノンバンクのビジネスローン

    銀行以外の貸金業者が提供するタイプです。スピードを重視した商品もありますが、金利・手数料・返済条件は商品ごとに異なります。急ぎで借り換えたい場合や、銀行とは異なる審査基準の商品も含めて検討したい場合の候補になります。正規の登録業者かどうかは申込前に必ず確認してください。正規の登録貸金業者と無登録業者の見分け方はノンバンクと闇金の見分け方でも解説しています。

  3. 日本政策金融公庫の融資

    公的機関による融資です。公庫融資借換特例制度など、対象となる既往の公庫融資について、要件を満たす場合に借換を検討できる制度があります。対象となる借入や併用条件、審査の有無は日本政策金融公庫の公式情報でご確認ください。条件によって金利負担を抑えられる制度もありますが、面談や審査、手続きに時間を要する場合があります

  4. 信用保証協会の保証付き融資

    信用保証協会が保証することで、金融機関から融資を受けやすくする仕組みです。借換保証制度などを利用して、既存の保証付融資をまとめる選択肢になります。保証料がかかるため、保証料を含めた総負担を確認しながら検討しましょう。利用には金融機関や保証協会の審査があります。

  5. 不動産担保ローン

    所有する不動産を担保に入れるタイプです。担保評価によっては、無担保ローンより長期・高額の条件を検討できる場合があります。まとまった残高を長期で返していきたい場合の候補になります。一方で、返済が滞ると担保が処分されるリスクがあるため、返済計画を慎重に立てることが前提です。

ビジネスローンの借り換え先の選び方

借り換え先を選ぶ4つの観点

  • 金利と
    返済総額

  • 毎月の
    返済額

  • 審査スピードと
    融資までの期間

  • 手数料や
    諸費用

  1. 金利と返済総額で比較する

    表面の金利だけでなく、手数料を含めた実質的な負担と総返済額で比べましょう。借入残高と残りの期間を当てはめると、借り換え前後の総返済額がどう変わるかを確認できます。金利の目安は商品により異なります。

  2. 毎月の返済額で比較する

    資金繰りの改善が目的なら、毎月の返済額を重視しましょう。返済期間を長くすると月々の負担を下げられますが、総返済額が増える場合があるため、月々の返済額と総返済額の両方を確認しておくと判断しやすくなります。

  3. 審査スピードと融資までの期間で比較する

    急ぎの場合は、入金スピードを明示している商品も候補です。ただし、入金時期は商品・審査・契約状況によって異なります。公庫や保証付き融資は、制度・商品によって金利負担や手続き期間に差があります。二重返済を避けるためにも、完済のタイミングと融資実行のタイミングを確認しましょう。

  4. 手数料や諸費用を含めて比較する

    事務手数料・繰上返済手数料・登記費用などの諸費用が、金利差で得られるメリットを上回らないかを確認しましょう。諸費用を差し引いても負担が減るかどうかが、借り換えの損得を分けるポイントです。

ビジネスローンの借り換え審査で見られるポイント

借り換え審査で見られる3つのポイント

  • 現在の借入状況と
    返済実績

  • 直近の事業・
    財務の状況

  • 借り換えの
    目的の明確さ

  1. 現在の借入状況と返済実績

    今いくら借りていて、毎月どれくらい返しているか、そして延滞なく返済できているかが見られます。良好な返済実績は、返済状況を説明するうえで重要な材料です。一方、他社からの借入が多い場合や延滞がある場合は慎重に判断されやすくなります。申込時には信用情報が照会されます。

  2. 直近の事業や財務の状況

    直近の売上や利益が安定しているかを、試算表や決算書、確定申告書などで確認されます。借り換え後も無理なく返済を続けられる事業状況かどうかも見られるポイントです。直近の業績を示せる資料をそろえておくと、審査時に事業の状況を伝えやすくなります。

  3. 借り換えの目的の明確さ

    「なぜ借り換えるのか」を具体的に説明できるかも見られます。「金利を下げて返済負担を軽くするため」「複数の借入を1本化して資金繰りを安定させるため」のように、目的を整理しておくと、借り換えの必要性や返済計画を説明しやすくなります。申込前に、複数の借入を1本化したいのか、金利を下げたいのかをはっきりさせておきましょう。審査に通らなかったときの主な理由と立て直し方は審査落ちの理由と対策でも解説しています。

ビジネスローンの借り換えの流れと必要書類

借り換えの3ステップ

  • 借り換え先へ
    申し込み

  • 審査と
    必要書類の提出

  • 契約と
    既存ローンの完済

  1. 借り換え先への申し込み

    所要:10〜20分

    借り換え先を比較して候補を絞り、公式サイトのフォームや窓口から申し込みます。このとき「既存ローンの借り換えである」と伝えるのがポイントです。完済までの段取りを含めて案内してもらいやすくなります。先に比較ランキングで候補を絞ってから動くと、申込履歴を増やさずに進めやすくなります。

  2. 審査と必要書類の提出

    所要:数営業日〜数週間

    本人確認書類・決算書や確定申告書に加えて、既存ローンの借入残高がわかる書類(返済予定表・残高証明書など)や、既存ローンの返済履歴がわかる書類(例:返済口座の通帳)の提出を求められることがあります。提出書類を基に、業績・返済実績・借り換えの目的などが確認される項目です。書類を事前にPDF化しておくと手続きを短くしやすくなります。

  3. 契約と既存ローンの完済

    所要:契約手続き当日〜

    審査に通ると契約に進みます。契約内容(金利・返済額・返済期間・手数料・遅延損害金)を確認し、新しいローンの実行金で既存ローンを一括返済します。完済の手続きや引落日のタイミングを双方で確認し、二重返済が起きないように段取りすることが大切です。完済後は新しい条件で返済を進めます。

1借り換えに必要な書類一覧

借り換えでは、通常の申込書類に加えて、既存ローンの状況がわかる書類が必要になることがあります。下記は一般的な例で、商品によって過不足があります。申込前に各社の公式条件を確認してみてください。

  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)

  • 確定申告書(個人事業主)または 決算書(法人・直近分・商品により異なる)

  • 事業用口座の入出金がわかる資料

  • 既存ローンの借入残高がわかる書類(返済予定表・残高証明書など)や、既存ローンの返済履歴がわかる書類(例:返済口座の通帳)

  • 法人は登記事項証明書(履歴事項全部証明書)

  • 事業計画書・資金繰り表・納税証明書(商品により求められる場合があります)

※必要書類は商品・審査状況により異なります。借り換えでは既存ローンの残高や返済状況の確認資料を求められることがあります。

ビジネスローンの借り換えが適しているケースと適していないケース

1借り換えが適しているケース

  • 高い金利で借りている

    今の金利が高めの場合、低金利のローンへ乗り換えることで利息の総額を抑えられる可能性があります。残りの返済期間が長いほど効果が出やすい傾向です。

  • 毎月の返済が重い

    月々の返済が資金繰りを圧迫している場合、返済期間や返済方法を組み替えて毎月の負担を軽くできることがあります。総返済額の変化も合わせて確認しましょう。

  • 複数の借入で管理が煩雑

    借入先が複数あって引落日や残高の把握が大変な場合、1本にまとめると管理がしやすくなります。まとめた後の金利と総返済額を確認したうえで判断しましょう。

  • 残りの返済期間がまだ長い

    返済が始まったばかりで残期間が長いほど、金利差による利息軽減の効果が出やすい傾向です。完済間際よりも、早い段階のほうがメリットを得やすい場合があります。

2借り換えが適していないケース

  • 残りの返済額が少ない

    完済が近く残りの返済額が少ない場合、金利差で得られるメリットが小さく、諸費用のほうが上回ることがあります。借り換えずにそのまま返したほうがよい場合もあります。

  • 諸費用が金利差を上回る

    事務手数料や繰上返済手数料、登記費用などの諸費用が、金利差で減る利息を上回ると、トータルでは損になります。諸費用を差し引いた後の総返済額で必ず比較しましょう。

  • 取引銀行との関係を重視したい

    銀行のプロパー融資を繰り上げ完済すると、今後の取引や追加融資に影響する場合があります。継続した関係を重視したい場合は、借り換え前に相談したほうがよいケースもあります。

ビジネスローンの借り換え以外で資金繰りを改善する方法

借り換え以外の3つの方法

  • 既存ローンの
    繰り上げ返済

  • リスケジュール
    (返済条件の変更)

  • ファクタリングによる
    資金調達

  1. 既存ローンの繰り上げ返済

    手元に余剰資金があるときに、返済の一部または全部を前倒しで返す方法です。元本を早く減らせるため、支払う利息の総額を圧縮できます。新たな借入や審査が不要なのが利点ですが、手元資金が少なくなる点には注意が必要です。繰上返済手数料がかかる場合もあります。

  2. リスケジュール(返済条件の変更)

    今借りている金融機関に、返済期間の延長や毎月の返済額の減額を相談する方法です。借入先による返済状況や事業状況の確認と承諾が必要です。条件変更が記録され、その後の新規融資の審査で見られる場合があります。一時的に資金繰りを立て直したいときの選択肢です。早めに借入先へ相談しましょう。

  3. ファクタリングによる資金調達

    売掛金(未入金の請求)を早期に現金化する資金調達手段です。一般的な借入とは異なり、入金時期を早める目的で使われますが、手数料や契約条件の確認が必要です。手数料の水準は業者によって幅があります。入金待ちのつなぎに使う場合の選択肢になります。ファクタリングの仕組みや手数料の目安はファクタリングとはでも解説しています。

ビジネスローンの借り換えに関するよくある質問

  • ビジネスローンは借り換えできないことはありますか?
    借り換えは新しいローンの審査に通ることが前提のため、審査に通らない場合は借り換えできません。残りの返済額が少額すぎる、現在のローンを延滞している、他社からの借入が多いといったケースでは難しくなることがあります。状況によって結果は変わるため、まずは条件を確認のうえ相談してみましょう。審査に落ちたときの立て直し方は審査落ちの理由と対策で解説しています。
  • 借り換えで本当に返済額は減りますか?
    金利差と諸費用次第です。金利が下がっても、事務手数料などの諸費用や返済期間の延長によって、総返済額が減らない場合や、かえって増える場合もあります。判断するときは、表面の金利だけでなく諸費用を含めた総返済額で借り換え前後を比べることが大切です。金利・返済条件は借り換え先によって変わるため、ビジネスローンの比較ランキングで条件を見比べて選ぶことが大切です。
  • 借り換えに必要なものは何ですか?
    本人確認書類、確定申告書(個人事業主)または決算書(法人)、事業用口座の入出金がわかる資料に加えて、既存ローンの借入残高がわかる書類(返済予定表・残高証明など)を求められることがあります。必要書類は商品によって異なるため、申込前に各社の公式条件を確認してみてください。
  • 日本政策金融公庫への借り換えは可能ですか?
    公庫融資借換特例制度など、対象となる既往の公庫融資について、要件を満たす場合に借換を検討できる制度があります。民間ローンを含むすべての借入を公庫で借り換えられるわけではなく、対象となる借入や併用条件、審査の有無は日本政策金融公庫 公式でご確認ください。条件によって金利負担を抑えられる制度もありますが、面談や審査、手続きに時間を要する場合があります。
  • 借り換えると今の金融機関との関係は悪くなりますか?
    借り換え自体は正当な手続きですが、銀行のプロパー融資を繰り上げて完済すると、その後の取引や追加融資の相談に影響する場合があります。今後もその金融機関と継続して取引したい場合は、借り換えの前に相談し、今後の取引や追加融資への影響を確認しておくと判断しやすくなります。関係性を重視するかどうかも判断材料の1つです。
  • 借り換えに審査落ちした場合はどうすればいいですか?
    まずは落ちた理由を整理し、業績や返済実績、資金使途、借入状況などの条件を整えてから再申込を検討しましょう。短期間に複数申し込むと、信用情報の照会履歴が確認される場合があります。申込前に条件を比較し、必要な候補に絞って検討しましょう。立て直し方は審査落ちの理由と対策で詳しく解説しています。
  • 個人事業主でもビジネスローンを借り換えできますか?
    個人事業主に対応した商品を選べば、借り換えできる場合があります。確定申告書や事業用口座の資料で事業の状況を示せると、審査時に状況を伝えやすくなります。事業歴や申告の状況によって対応する商品が変わるため、個人事業主向けの商品を選ぶことが大切です。詳しくは個人事業主向けの比較ページをご覧ください。

借り換えで損を避けるために
総返済額を比べてから動きましょう

借り換えは、金利だけでなく諸費用を含めた総返済額で借り換え前後を比べることが大切です。
まずは条件を見比べて、自分に合う借り換え先の候補をさがしてみましょう。

この記事の監修者

桜井 鉄郎

行政書士・宅地建物取引士・1級ファイナンシャル・プランニング技能士

金融機関で住宅ローン業務に長く携わってきたファイナンシャル・プランナー。マイホーム購入を控えた顧客に対し、資金計画の設計から関連する契約や制度の説明まで、数多くの相談に対応してきた。家計・不動産・法務にまたがる知識を横断的に活かせる点が強み。住宅資金や各種制度に関するテーマを中心に、読者が安心して判断できる実務目線のコンテンツづくりに携わっている。

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最終更新日:2026年7月7日 / 監修:{{監修者の確定後に記載・士業N名による監修体制}}